2007 |
06,08 |
«無題»
友人が亡くなった
別に特別親しい訳ではない
言うなれば、友人の友人であった
決して自分の友人でなくてもいつの間にか友人の友人、そのまた友人等気が付けば、一つのグループが出来ているのは決して珍しくは無い
ただ、自分の気質なのだろう
友人の友人と、自分の友人との違いに一線を置いてしまうのは
別に嫌いな訳ではない
それなりに話もする
皆でいればくだらない話もする
ただ、深くは入らない
そんな付き合いだった
そんな、彼が死んだのだと知らされた
葬儀がすんで一息ついた頃、彼のご両親が私達に生前彼が使っていたモノを形見分けしたいと言い出した
自分達には価値がわからないものだから、ソレよりは同じ趣味をもつ友人達に持ってもらった方が彼も喜ぶだろうとの事だった
彼の部屋にある物を、一つ、また一つと手にとっていく
故人を偲ぶように
友人がすすり泣くようにまた一つ、また一つと遺品を呈していた中、私はふと壁際に乱雑に置かれたCDケースの山に目が行いった
その中から一枚のCDアルバムを手に取った
そのジャケットには見覚えがあった
同じモノを持っている
ー・・・・彼もコレを聞いていたのか
最近、聞き始めたアーティストのアルバムの一つだ
もしかしたら、私が一線を越えていれば今以上に親密な話が出来たのかもしれない
なんとなく、ソレが残念な事に思えて
私はそのCDを形見分けとしてもらっていく事にした
友人達とその後故人いついて話して思い出話に花が咲く
話の合間には鼻を啜る音があっても
私達は話し続けた
もしかしたら、友人になれたかもしれない彼
私はほんの少しだけ、彼にスマナイと思った
ソレは己が勝手に引いた一線への謝罪からきたものなのかもしれない
その一線が無ければ、私はもっと彼のために心を痛めて泣いていたのかもしれない
そんな事を思う
友人達に混じっていても引いていた線
ー・・・・ごめん
カチンと鞄に入れたCDケースが爪にあたり、素直にそう思った
ー・・・ごめん
友人達と解散した時は既に日も落ちていた
早く帰ろう、帰ったら塩もかけねばと思っていた時に
そういえば玄関に塩をおいて出るのを忘れていたのだと、ふと思い出した
確か母が居るはずだ。
持ってきてもらえばいいか
と思いながら家のドアに手をかける
「タダイマ」
玄関を開けると「オカエリー」と母の間延びした声がする
「お母さん、ごめん塩貰えるかな?」
忘れちゃってさーと苦笑しながら母が塩を持ってくるまで大きな声を出しながら待っている
「ちゃんと準備して出なさいって言ったでしょうが」
そういいながら片手に塩を持ち母が台所か出てきた
「ゴメーン」
「待ったく、この子は・・・」
と苦笑いをしながら母は私に塩を渡す
同時に
「あら?お友達も一緒なの?」
と私の背後を見ていった
・・・・・・・・え?
さっき友人達とは別れて今頃皆自宅に戻っているだろう
私も一人で帰ってきたのだ
誰も付いてきている筈等無い
ありえない
油が切れたブリキ人形のようにギギギと音が鳴るような動きで首を回し背後を見る
ソコには一人の人物がいた
私の背後で死んだ彼がニタリと笑った気がした
と、いう夢を見た(夢オチですか)
いやー起きた瞬間はそうでも無かったんですが、時間がたつにつれてなんだか怖くてな・・・この夢!!!(怯)
なんでついてきてるんーーー!!!?って(笑)
ありえないでしょう
そんなにCD渡すのが嫌か!?と訳の分からん錯乱したり(アホ)
モチロン誰も死んでませんし、CDなんか貰ってませんよ?
だって夢だモノ
いやー悪い夢は人に話すが良いと言われたことも有るしどうせならサイトで晒してみようかなと思ってみたんだ。
うふふ
つか怖い夢見る頻度最近高くてヤダな orz
別に特別親しい訳ではない
言うなれば、友人の友人であった
決して自分の友人でなくてもいつの間にか友人の友人、そのまた友人等気が付けば、一つのグループが出来ているのは決して珍しくは無い
ただ、自分の気質なのだろう
友人の友人と、自分の友人との違いに一線を置いてしまうのは
別に嫌いな訳ではない
それなりに話もする
皆でいればくだらない話もする
ただ、深くは入らない
そんな付き合いだった
そんな、彼が死んだのだと知らされた
葬儀がすんで一息ついた頃、彼のご両親が私達に生前彼が使っていたモノを形見分けしたいと言い出した
自分達には価値がわからないものだから、ソレよりは同じ趣味をもつ友人達に持ってもらった方が彼も喜ぶだろうとの事だった
彼の部屋にある物を、一つ、また一つと手にとっていく
故人を偲ぶように
友人がすすり泣くようにまた一つ、また一つと遺品を呈していた中、私はふと壁際に乱雑に置かれたCDケースの山に目が行いった
その中から一枚のCDアルバムを手に取った
そのジャケットには見覚えがあった
同じモノを持っている
ー・・・・彼もコレを聞いていたのか
最近、聞き始めたアーティストのアルバムの一つだ
もしかしたら、私が一線を越えていれば今以上に親密な話が出来たのかもしれない
なんとなく、ソレが残念な事に思えて
私はそのCDを形見分けとしてもらっていく事にした
友人達とその後故人いついて話して思い出話に花が咲く
話の合間には鼻を啜る音があっても
私達は話し続けた
もしかしたら、友人になれたかもしれない彼
私はほんの少しだけ、彼にスマナイと思った
ソレは己が勝手に引いた一線への謝罪からきたものなのかもしれない
その一線が無ければ、私はもっと彼のために心を痛めて泣いていたのかもしれない
そんな事を思う
友人達に混じっていても引いていた線
ー・・・・ごめん
カチンと鞄に入れたCDケースが爪にあたり、素直にそう思った
ー・・・ごめん
友人達と解散した時は既に日も落ちていた
早く帰ろう、帰ったら塩もかけねばと思っていた時に
そういえば玄関に塩をおいて出るのを忘れていたのだと、ふと思い出した
確か母が居るはずだ。
持ってきてもらえばいいか
と思いながら家のドアに手をかける
「タダイマ」
玄関を開けると「オカエリー」と母の間延びした声がする
「お母さん、ごめん塩貰えるかな?」
忘れちゃってさーと苦笑しながら母が塩を持ってくるまで大きな声を出しながら待っている
「ちゃんと準備して出なさいって言ったでしょうが」
そういいながら片手に塩を持ち母が台所か出てきた
「ゴメーン」
「待ったく、この子は・・・」
と苦笑いをしながら母は私に塩を渡す
同時に
「あら?お友達も一緒なの?」
と私の背後を見ていった
・・・・・・・・え?
さっき友人達とは別れて今頃皆自宅に戻っているだろう
私も一人で帰ってきたのだ
誰も付いてきている筈等無い
ありえない
油が切れたブリキ人形のようにギギギと音が鳴るような動きで首を回し背後を見る
ソコには一人の人物がいた
私の背後で死んだ彼がニタリと笑った気がした
と、いう夢を見た(夢オチですか)
いやー起きた瞬間はそうでも無かったんですが、時間がたつにつれてなんだか怖くてな・・・この夢!!!(怯)
なんでついてきてるんーーー!!!?って(笑)
ありえないでしょう
そんなにCD渡すのが嫌か!?と訳の分からん錯乱したり(アホ)
モチロン誰も死んでませんし、CDなんか貰ってませんよ?
だって夢だモノ
いやー悪い夢は人に話すが良いと言われたことも有るしどうせならサイトで晒してみようかなと思ってみたんだ。
うふふ
つか怖い夢見る頻度最近高くてヤダな orz
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